【模型评测】HGUCジェガンを塗装・改造目線でレビューしてみる
【模型评测】HGUCジェガンを塗装・改造目線でレビューしてみる
本文是一篇关于HGUC系列1/144比例MS模型——RGM-99 Jegan(ジェガン)的组装、涂装及改造的详细评测。文章从多个角度对模型进行了全面的分析,包括整体外观、各部位细节、可动性、以及需要注意的涂装和改造要点等。
1. HGUCジェガンの全体像
1-1. 360°ビュー
正面
左側面
背面
右側面
プロポーションは良好で、大きな脚部が目を引くすらっとした立ち姿がカッコイイです。
ディテールは、当時のHGキット標準といったところ。
全体的にあっさりしており、パネルラインなどのモールドはほぼありません。
個人的には、最近の情報量てんこ盛りの最新キットより、こういったあっさりしたキットの方が好みです。
手の加え甲斐がありますからね。
もちろん、そのまま組んでも十分にかっこいい良キットだと思います!
1-2. 付属品
付属品はご覧の通り。
- 右ハンドパーツ(握り手)
- ビームサーベルの刃
(異なる長さの2本) - シールド
- マーキングシール
この時期のキットにしてはハンドパーツのバリエーションが少なめです。
Vマークや、連邦軍、ロンドベルの所属マークを再現したマーキングシールが付属します。
2. 詳細を見てみる
2-1. バストアップ
バストアップです。
胸部にはやや小さめのダクトフィン、丸みを帯びた凸モールドなどが施されています。
いずれもタガネやケガキ針で彫り込むと、輪郭がはっきりしてカッコよくなりそうです。
股間のVマークはシールだと見栄えが悪いので、頑張って塗り分けたいところ。
2-2. 下半身
続いて下半身です。
なんと、この機体はフロントアーマーが存在せず、足の付け根が丸見えです。
防御力は問題ないのでしょうか。
まあアーマーがあってもビーム兵器が直撃すれば一撃なので、あえてのことかもしれません。
おかげで干渉する部分がないため太ももは大きく上がりますが、膝はあまり曲がらないので脚部の可動性はそこそこ(後述します)。
2-3. 各部詳細
頭部バイザーの中にはモノアイのような造形が。中央のセンサー、両頬にある4基のダクトは造形がだるいので彫り込んでおくと見栄えが良くなります。
頭部左側面にはバルカン・ポッド・システムを装着。ガンダムMK-Ⅱなどが装備したものを小型化したものだそうです。マガジンの交換は頭部右側から行うとのこと。
腕部はディテールがほとんどなく、ほぼ角柱と言ってもいいような形状です。ディテールアップの腕前が試されそうですね。中央の合わせ目はデザインの様で、説明書でも消されていませんでした。
前腕の背面には、シールドを接続するためのダボ穴が空いています。右腕にもありますが、シールドは通常だと左に装着するため不要なものです。ディテールが施されていますが、気になる方は埋めても良いでしょう。
バックパック正面にはダル目のスラスターノズルと、バインダー基部にパイプらしきものが。シッカリ彫り込んで塗り分けすれば映えそうですね。
背面には大型のバーニアノズルが3機。塗り分けすると見栄えがしそうです。バックパック装甲には斜め線のモールドが。左右に2機備えたバインダーの先端にもスラスターノズルがあります。
脚部(スリッパ)は一般的なジム系機体より大き目でカッコよく見えます。側面にはスラスターノズルがありますが、塗り分けは大変そうですね。
- 脚部背面にはバーニアノズルが。可動はしませんが、チラ見えするので塗っておきたい部分です。ふくらはぎ中央に合わせ目が出ますが、段落ちモールドになっているため気になりません。
- サイドアーマー(右)にはビームサーベルの柄が収納できます。MGキットの様に稼働して取り出すギミックはありません。左側にはグレネードラックが装備されており、そちらはカバーが可動します。
- シールド裏には薄味ですがモールドなどのディテールが施されています。エメラルドグリーンをグレーに塗ればある程度格好がつくような気が・・・。
3. 可動域の確認
腕は2重関節ではないので90度ほどしか曲がりません。この時代のキットでは標準的な可動です。
肩のパネルが軸で可動するため、腕を肩から持ち上げることができます。この機構、いいですね!
腕の接続軸は引き出し機構がないので、前後にほんの少し動く程度。両手持ちの武装はないのであまり問題にならなそうです。
首は前後に動きますが、可動はそこそこ。上を向くことはできないので、前傾の飛行姿勢は少し違和感が出そうです。
腰は良く動く印象です。フロントアーマーがないので干渉部が少なく、ポージングには十分な可動域があります。
地味に嬉しいのが腹部の可動。ボールジョイントでグリグリ動くため、ポージングの幅が広がります。
バックパックのバインダーは上下に稼働します。ポージングの表情付けに良さそうですね。
ヒザの曲がりは90度程です。モモが短くスネが長いため、膝立ちは難しいです。いやその前に脚とれてるやん!となりますよね。そうなのです。ヒザ関節の軸が折れたため脚部を固定することができませんでした(後述)
4. 気になるポイント
4-1. 恐怖のABS関節地獄
逆シャアキットは他シリーズと比べ大型な機体が多いからか、HGジェガンの関節は全てABSでできています。
ABSとはプラスチックの一種で、硬く衝撃に強い素材です。
丈夫な反面、塗料の有機溶剤成分が浸透すると脆くなり割れることがあります。
古いキットの関節やフレームなどで使われるので、塗装には注意が必要です。
ABSは溶剤成分で割れるため塗装派ユーザからは敬遠されていますが、それ以前にジェガンのABS製関節はめちゃくちゃ硬いです!!
力を入れないと曲げることができないので、動かすのが若干恐ろしいです。(ミチミチ音もします)
折れた膝関節です。
ジェガンの膝は90度ほどしか曲がりません。関節が硬く力を入れて曲げたところ曲げすぎてしまい、ABSの関節軸が根元からボッキリ折れました。
問題の関節軸がこちら。
ABSなので耐久性はあるのでしょうが、横からの力で簡単に折れてしまいました。
お次はシールドの接続軸です。
こちらもABS製で腕のダボ穴にピッタリはまりギチギチなので、シールドを外そうとするとカンタンに折れました。
さすがにこれは良くないですね、バンダイさん。是非KSPに置き換えてもらいたいものです。
(どうやって直そう…)
4-2. 合せ目・パーティングライン
逆シャアキットに違わずジェガンも合わせ目はあまり出ません。多くの合わせ目が段落ちモールドになっています。唯一目立つのが肩アーマーの中央に出る合わせ目です。
肩関節を挟み込んでいるだけなので、カンタンに合わせ目消しができそうです。(塗装に拘る方は後ハメ加工が必要)ただ、ディテールのある2機のスラスターノズル付近にも合わせ目があり、ディテールを潰さずに消すのは難しそうです。
さすがに武装はモナカ構造なので、中央に合わせ目が出ます。シンプルな構造なので合わせ目消しはカンタンそうです。
足首付近の装甲にパーティングライン(金型の合わせ目)が出ます。デザインナイフの背などで削ってしまいましょう。
4-3. その他の気になりポイント
バルカン・ポッドに付いているアンテナは、根元が細くカンタンに折れてしまいまそうです。組み立てや工作中に折れないよう、バルカン・ポッドは外しておいた方が良さそうです。
肩アーマーの目立つ部分にあるスラスターノズル、造形がだるいので何とかしたい部分です。削り落として別売りのM.S.Gなどに取り替えるか、彫り込んで目立つようにしたいところです。
4-4. 色が足りないところ
成形色で色分けの再現がされていない部分は、ふんどしの「Vマーク」と、バーニア・スラスターノズルの内側(イエロー)です。
意外と少ない印象ですが、バーニア・スラスターノズルの内側をきれいに塗るのは骨が折れそうです。
見栄えに大きく差が出るので、塗っておきたい部分ではあります。
まとめ
以上、ジェガンの塗装・改造目線レビューでした。
関節部のABSが破損しやすいので、気を付けて遊ぶ必要がありそうです。
店頭で見かけることがめっきりなくなったキットですが、見かけたら是非入手して作ってみてほしいです。
プレーンな見た目だからこそ、手を加えて個性を出すのにぴったりだと思います!
最後までご覧いただきありがとうございます!
それではステキなガンプラライフを!